迎春 2016

Archives

迎春 2016

2016.1.3 Sun

IMG_4050

迎春 2016


 

「外の世界にも出て行こう!」をテーマに、アトリエから飛び出した2015年。カルチャーセンターでの講座や公開講座、出張ワークショップ、カフェレッスン、念願だったいちじく狩りツアー、さまざまな編集物、書籍の制作など、それぞれの場所でたくさんの方々に支えられ、新たな出会いを紡ぐことができました。本当にありがとうございました。2016年は、このご縁を大切にすること、そして、さらにチャレンジすることを誓い、心新たに始動します!

積み重ねることで得られる充実感、分ち得合える喜び。自然に沿い、季節に沿う日々の中で、お伝えしたいことに変わりはないけれど、鮮度よく、日々の暮らしに活かしていただけるよう、工夫すること。それこそ、先達たちが教えてくれた大事なことです。

「創意工夫」をテーマに、【atelier ハル:G】は2016年も皆様の暮らしに寄り添う提案をしてゆきたいと思います。

アトリエ ハル:G 伊嶋まどか

11月の薬膳茶話「巡りをよくする薬膳」

2015.11.29 Sun

IMGP310511月のワークショップは「巡りをよくする薬膳」。ウェルカムドリンクは福岡朝倉のクロダマルの黒豆茶です。そのまま食べても香ばしくておいしいお豆はお茶にしても甘味があって美味しいです。

コリや痛みはさまざまな要因で発生しますが、漢方では、コリや痛みは「気血水」の巡りが悪いことも原因のひとつと考えます。コリや痛みは慢性的になると気付けない人もいますが、「気血水」の巡りが悪いシグナルとして受け止め改善していくようにしましょう。また、コリや痛みに大きく関わっていることが「冷え」です。「冷え」は「気」万病のもと。私たちの体は「上熱下寒」になりやすいので、しっかりと下半身、とくに腰やお腹を温めることが大切です。

 

 

IMGP3063 IMGP3072

IMGP3079 IMGP3081IMGP3114漢方の基本についての説明の後、コリと痛みについて具体的に自分の健康状態についてセルフチェックをしていただきました。体質別の項目には、全体にまんべんなくチェックの入る人もあり、また、集中的にチェックが入るはっきりとした体質タイプの方もいて結果はさまざまでした。体質、今の体調を確認し特長を学んで、改善に向けた養生法やおすすめの食材の説明を聞きました。

 

 

IMGP3053みなさんチェック項目から自分のタイプを確認したところで「気巡り」「血巡り」「水巡り」「温め」の4種類の薬膳茶をつくりました。食材を計量してティーポットに入れてお湯を注いでしばらく置いた後、まずは香りの違いを楽しんでいただきます。今回のお茶は鮮やかな色の食材も多かったので、香りの好み以外にも見た目について「きれいですね」「彩りがかわいい」という感想も聞こえました。4種類のお茶を飲み比べると、反応のはやい方は早速「ぽかぽかしてきた」との声もあがります。巡りもよくなるので、トイレも我慢せずに、キレイなお水を入れて、汚れたお水を出す、循環をよくすることも大切です。

 

ちょい薬膳は黒糖やシナモンの入った黒葛湯です。紅花と黒豆をトッピングしました。実はこの黒豆は、最初にお茶にしてお出しした、クロダマル。もともとポン菓子状に炒ってあるので、お茶にしたあとは程よいやわらかさになります。お豆の味が濃いので、食べないともったいないですよ。

さらに、この日の香りは「脾」の働きを高めるクローブ、「腎」や「肺」の働きを高めるサイプレス、「気」の巡りをよくするベルガモットの精油のブレンドでした。

IMGP3087 IMGP3092

IMGP3126

 

 

 

 

IMGP3060

プチマルシェはいつもの国産黒キクラゲ、しいたけの他に今回はおいしい濃厚にんじんジュースの“くくりの森”より届いた元気で新鮮な野菜たちです。ビニールハウスではなく旬の野菜にこだわって農薬や除草剤も使わない畑で育った野菜はとにかく香りも味も濃くてしっかりしています。にんじんの皮やかぶの葉っぱまですべてを安心して美味しく食べられることは幸せですね。

 

来月はいよいよ今年最後のワークショップ薬膳酒話です。アトリエでは薬膳酒を多数仕込んで準備しています。オリジナルのお屠蘇のもとを作ってお持ち帰りいただきお正月に楽しんでいただけたらうれしいです。ぜひご参加ください!お待ちしています。

 

(スタッフN)

10 月の薬膳茶話「漢方薬膳ダイエット話」

2015.10.27 Tue

朝晩に肌寒さを感じながらも、10月のワークショップは快晴で少し暑いと感じるほどの陽気でした。テーマは「漢方薬膳ダイエット話」です。ウェルカムドリンクは山査子入りのチャイ。多少粉っぽさはありましたが、山査子粉を利用したほんのり甘くて飲みやすい味でした。

 

CIMG4514CIMG4513

ダイエットを考える際に見直すポイントは、食事の量や質、運動量、基礎代謝量、ストレス、睡眠などのライフスタイルになります。薬膳・漢方においても「美食、過食、運動不足」など原因は同様ですが、主に五臓の「脾」を整えることが大切です。

 

さらに、「健康的なキレイ」を求めるためには、正しいライフスタイル(養生法)を元に、「気血水」が過不足なく巡っている状態が必要と考えます。そのためには個人個人の体質タイプを理解して、自分に合った養生法を暮らしに取り入れてみましょう。タイプ別チェック、養生法の説明の後は、体質に合った養生法やおすすめの食材を学んで、ツボを実際に押してみたりしました。客観的に自分の特長を振り返ることでいつもは気にしていない身体の症状に向き合い確認することは大事ですね。

CIMG4520 CIMG4524 CIMG4528

食材の説明を受けて2種類の薬膳茶を2組で作り味見して比較してみました。気の滞りのある方はしその香り、血の滞りのある方は紅花の風味。同じ素材でも量のバランスによって香りも味も違うことを体験しました。ちょい薬膳として、はと麦となつめの南瓜煮を試食。自然なやさしい甘みで好評でした。

 

この日の香りは、身体のバランスを整えることを意識して、ベルガモット、カモミール・ローマン、シダーウッドをブレンドしました。プチマルシェはおなじみの国産シリーズです。黒キクラゲ、しいたけ、はと麦茶とはと麦、キウイフルーツ。加えて、千葉県山武市の“くくりの森”のにんじんジュースは「味が濃くて甘い〜」と味見したみなさんがびっくりされていました。

CIMG4536CIMG4511

食とのお付き合いは一生続くもの。みなさんも今日のワークショップを機会に、自分自身の食生活と向き合い、体質に合った養生法をできる範囲で取り入れてみてくださいね。

 

(スタッフN)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月の薬膳食話スペシャル「いちじく狩りとお昼ごはん」ツアー

2015.10.7 Wed

CIMG4463 9月初旬にアトリエハル:G念願の「いちじく狩りとお昼ごはん」ツアーを行いました。前週まで雨、雨、雨でしたが、この日は奇跡的な晴天。爽やかな1日になりました。

 

集合場所は、JR錦糸町駅近くの錦糸公園。朝早い集合でしたが、みなさん時間通りに集まってくださり、予定通りの出発です。匝瑳市のいちじく畑までは、約2時間。バスの中では、薬膳・漢方ワークショップということで、薬膳スープを配りました。鶏手羽、干し椎茸、高麗人参、なつめなど15種類ほどの食材をじっくりと煮詰めた濃厚な参鶏湯風スープは、この日いただく旬の恵みがしっかりと心と体に吸収されることを願って用意しました。お味はいかがでしたか。

 

いよいよ、匝瑳市の服部さんのいちじく畑に到着です。先週まで天気が不安定だったため、残念ながら完熟した果実がいっぱい(!)という状態ではなかったですが、畑に着くと、あまーいいちじくの香りが広がっています。採りごろのいちじくの説明を受け、ビニールの手袋をして、大人19名、5歳の男の子2名でのいちじく狩りスタート。畑の中を歩きながら、それぞれ美味しそうな果実を探します。さながら宝探し状態。子どもたちは虫取り網をもって、バッタやカエルを追いかけます。果実の後は、服部さんから説明を受けて、若葉を収穫します。若葉は、お湯を注ぐだけで、独特の甘い香りとほのかな苦味、そして、いちじくの持つ整腸作用と嬉しい、おいしいハーブティーになるのです。みなさん、ご自宅でいちじく葉茶飲んでみたでしょうか。青空のもと、少し暑いぐらいの畑タイムでした。

CIMG4339 CIMG4357 CIMG4351

CIMG4378 CIMG4360

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、再びバスに乗り、今度は山武市の完一さんの有機野菜畑へとドライブです。到着すると、すでに完一さんと奥さんが、蒸し野菜を仕込んでくださっていました。「お腹空いたー」という子どもたちにも少し我慢していただき、まずは畑で収穫体験です。完一さんのお話では、先週までの不安定な天候に、やはり作物は不調とのことでしたが、万願寺とうがらしや空芯菜の畑では十分収穫を楽しめました。みんなで列を作ってふかふかの畑の土を踏みしめての作業は楽しかったですね。作業の終わりに、長い棒(3メートル以上かな?)がどこまで畑の土の中に入るか、というクイズがありました。結果は(!?)驚きでしたね。

CIMG4410 CIMG4433 CIMG4427

 

 

 

 

そして、お待ちかねのランチタイムです。服部さんのキッチンカーも合流して、いちじくを使ったスペシャルランチと完一さんの有機野菜たっぷりのBBQが始まりました。このツアー、なぜかとても呑んべいさんが多く(笑)さっそくあちこちで乾杯です。また、お客さまが持ってきたソーセージや魚などを、奥さんを中心にみなさん次々と焼いてくれるので、宴会テーブルには美味しい食材と美味しいお酒がずらりと並びました。途中、畑のお仕事をされている若い方たちも加わり、にぎやかで楽しい宴となりました。完一さんの畑の地下水も味わっていただけましたか。空気も水もおいしく、心と体がどんどん元気になっていくようなひとときでした。

 

CIMG4466CIMG4460

(menu)

*いちじくのジャーカクテル

*いちじくカレー、ココナッツミルク入り

(生いちじく、パプリカのサラダ、手羽元のいちじく煮など)

*旬菜バーベキュー

(じゃがいも、にんにく、かぼちゃ、万願寺とうがらし、かぼちゃ、丸なすなど)

*いちじく若葉茶といちじくのコンポート

 

最後は、有機野菜やいちじくを使った加工品、濃厚なニンジンジュース、落花生など、畑の恵みをお買い求めいただき、いちじくを1パックお土産にいただいてバスに乗り込みました。遊び疲れて、おなかもいっぱい、お酒も効いたのか帰りのバスはみなさんぐっすりと。あっという間に解散場所・錦糸公園に到着しました。みなさん、今回のツアー、いかがでしたでしょうか。台風による塩害で泣く泣くツアーを中止した昨年のリベンジ、私たちスタッフも毎日天候が気が気ではなかったですが、よいお天気に恵まれ、みなさんの楽しそうな笑顔を見て、たっぷりと元気をいただきました。

 CIMG4471CIMG4491

いちじくの季節はあと少し。旬の恵みをしっかりと味わい、感謝したいですね。今回のようなツアーを「また開催してほしい!」というリクエストをいただきました!来年のいちじく狩りはもちろん、その前にまた大人の遠足をしましょう。もちろん、おいしいものを目指して(笑)。今度はもう少し、薬膳・漢方のお話を盛り込まなければですね(苦笑)。

 

開催にお力を貸してくださった、服部素子さん、齊藤完一さん、奥さま、そして、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。自然相手のお仕事の大変さ、そして、素晴らしさを再認識したツアー企画でした。今後ともよろしくお願いいたします!(伊嶋まどか)

CIMG4498CIMG4500

 

 

8月の薬膳食話「胃腸を元気に薬膳夏ごはん」

2015.8.18 Tue

 

CIMG4222CIMG4221暑い毎日が続く8月のワークショップは「胃腸を元気に薬膳夏ごはん」というテーマで薬膳食話でした。薬膳食話はお食事をしながら学ぶ回です。ウェルカムドリンクはゴーヤー入緑茶。生のゴーヤーの輪切りしたものから種をのぞいてティーポットに入れています。体にこもった熱をとってもらう清熱を考えたお茶です。

 

漢方の考え方に基づいて、体質や症状、体調、季節などに合わせてレシピを作るオーダーメイドの食事のことを「弁証施膳(べんしょうしぜん)」と言い、薬膳の基本的な考え方です。

 

心と体と向き合ってバランスを考え、その季節に合う旬の食材を意識して取り入れていくことが大切です。夏野菜はとくに水分補給と水の巡りをよくしますのでこの日のメニューにも豊富に入りました。

CIMG4228CIMG4226CIMG4218

 

 

 

 

 

 

 

【ウエルカムドリンク】

  • 浜香茶
  • ゴーヤー茶

 

【薬膳酒】

  • カルダモン、レモン、クコの複方酒
  • 紅花酒
  • いちじくの葉酒

 

【お食事】

  • 枝豆のういきょう茹で
  • モロヘイヤとかぼちゃのスープ
  • 夏野菜のカポナータ
  • モロヘイヤとかぼちゃのスープ
  • 鶏レバーのスパイス炒め
  • きゅうりの水餃子
  • 白きくらげとニンジンの梅ゼリー

IMGP2138IMGP2128IMGP2117

 

 

 

 

 

IMGP2119IMGP2199

薬膳の基本である「五味」
は、その味にはそれぞれ心と体に働きかける作用があるという考えです。そして「五蔵」は体の機能を5つにわけることで系統的にとらえ、どのような部分と関わるかというお話もしました。

食材の特性を知ることは、実際の食事を考えるときの手がかりになり役立ちます。その性質や効能をいかす食養生や薬膳のきほん「弁証施膳」などと、食事について考えるポイントをお話して、最後に夏の食養生についての説明をしました。暑い日が続いていますので参考にしていただけると嬉しいです。

 

8月のプチマルシェには黒キクラゲやしいたけ、はと麦茶とはと麦玄麦粒といういつもの商品と、畑から直送の野菜たちでした。今月の香りはフランキンセンス、ユーカリ、ジンジャーのブレンドです。お食事の妨げにならないよう、鼻や喉をすっきりさせて免疫力を高めたり、消化を促進させたりすることを意識しています。

 

この日のおみやげは、アトリエオリジナルのブレンド薬膳茶でした。少し酸味のきいたさっぱりとしたお茶を楽しんでいただけましたでしょうか。

(スタッフN)

CIMG4234

9/5のいちじく狩りツアーの下見レポ

2015.8.18 Tue

IMGP2166

 

酷暑続く毎日ですが、みなさんお元気ですか? 夏休みまっただ中の方もいらっしゃることでしょう。アトリエスタッフは先日、9月5日(土)開催予定の【薬膳食話スペシャル〜いちじく狩りとお昼ごはん】ツアーの下見に行ってきました! 青空に入道雲の夏日。まさに大人の遠足日和でした。

 

匝瑳市の服部さんのいちじく畑は、海風が心地よく吹き抜けております。いちじくは順調に成長中。昨年台風にやられてしまった果樹をみているスタッフNさんは感慨深いと涙目(笑)。たしかに、現在の果樹はとても元気に大きな葉を広げておりました。みなさんが参加されるときには、赤く熟したいちじくになっていると思いますよ〜。収穫してはかぶりつく!もぎたての味を楽しみましょう。雑草なども刈っておいてくださるとのことですが、やはりここでは、長袖、長ズボン、帽子がよいと思います。ご準備くださいませ。

 

IMGP2147IMGP2149

 

 

 

 

 

 

 

 

IMGP2189

IMGP2186IMGP2180さらにそこから車で40分ほど、山武市の齊藤さんの有機野菜畑へもお邪魔しました。こちらは適度な湿気とおいしい土の香りがします。陽射しをよけると涼しい風が心地よいですよ。畑には地下からの湧き水を散水しているため、なんとも快適なエリアです。この地下水、ほどよく冷たく美味しいです!飲み放題(笑)でゴクゴク止まりません!畑には少量多種、いろんな野菜が育っています。空芯菜やさつまいも、万願寺、ナス、トマトなどなど。9月5日にはなにか収穫できるかな、野菜の収穫体験も楽しみです!また、おすすめは畑の土を素足で踏みしめること。有機の畑ですから、野菜にも人にも、もちろんやさしいのです。泥だらけの足は、冷たい地下水で洗い流せるので、こちらではサンダルが必要かもしれませんね。

 

 

IMGP2192IMGP2196ランチは、この齊藤さんの畑横のスペースで行うことになりました。有機野菜たっぷり、そして、服部さんのキッチンカーも出動して、いちじくたっぷりのランチが楽しめます。お酒は持ち込み自由です!!齊藤さんもお酒が大好きとのこと。農作業を手伝っている若い人たちも顔を出してくれるようなので、みんなで楽しみましょう。こちらにはトイレもありますので、安心です。

 

行き帰りはバスを予約しています。25名OKというバスですので、ぜひみなさんご家族、お友達をお誘いいただけるとうれしいです。もちろん、お一人参加もウエルカムですよ!では、お申し込み、お問い合わせお待ちしております。

ツアーの詳細はこちら

 

伊嶋まどか

7月の薬膳茶話「深い眠りを求めて」

2015.7.25 Sat

CIMG4110陽射しの強さに夏の到来を感じ、梅雨明けとなったところで7月の薬膳茶話は「深い眠りを求めて」というテーマでした。ウェルカムドリンクは緑茶にミント、はとむぎの入った薬膳茶です。歩いてみえるみなさんの清熱を意識しました。

 

漢方では五臓の「心」が精神、意識、思想などの精神活動を支配していると考えられていて、何かの原因で興奮や緊張状態が起こると睡眠のコントロールがとれなくなるとのこと。「心」だけでなく「肝、脾、腎」と関連して、眠りのトラブルは起こる可能性があります。

 

さらにイメージを深めるためにもう少し詳しく眠りについてのお話と夏の季節の特長を学び「五行説」のなかの「五蔵」と「気血水」についての説明を聞ききました。その内容をふまえて最近の自分の眠りの状態について振り返って考えてみます。

 

CIMG4113CIMG4124CIMG4128 CIMG4131

 

 

 

CIMG4126

 

 

 

 

 

 

具体的な眠りのパターンから3種類の薬膳茶の提案をしました。本日の食材の説明を聞いてから、どのお茶を作るかを決めていただきグループに分かれたところでお茶に入れる食材を実際に計量して準備します。

 

ティーポットにお湯をそそぐと素材の香りがたち、薬膳茶の色も三色きれいに出てその違いがわかります。3種類をすべて試飲していただきましたが、複数の食材が入っているので同じお茶を飲んでも感じる素材の香りや味の印象も人それぞれです。そして抽出時間やそのときの心と体のバランスによってもまた感じ方が変わってくるので、ぜひご自宅でも試してみていただけたらと思います。

 

今回の「ちょい薬膳」は全粒粉とはとむぎ粉入りのパウンドケーキ。梅や木の実などたくさんの食材が入っています。しょうがやなつめ入りのソースを添えてお茶と一緒に召し上がっていただきました。

 

7月のプチマルシェにはいつもの黒キクラゲやしいたけ、はと麦茶とはと麦玄麦粒とおぢか島ん味噌に加えて、伊嶋のイタリアのおみやげおすそわけ小袋もご用意しました。7月の香りはローズウッド、フランキンセンス、クラリセージの精油です。心身のバランスを整えて緊張を和らげ気持ちを落ち着かせるということを考えてブレンドしました。

 

まだ暑くて寝苦しい日もありますので、この日の食材から選んでお持ち帰りいただいた素材のおみやげもぜひ美味しく活用していただければと思います。

(スタッフN)

CIMG4137 CIMG4139

6月の薬膳酒話「美肌の薬膳酒」

2015.7.1 Wed

CIMG3994

梅雨入りごろの少し暑くなりはじめた6月の薬膳酒話は「美肌の薬膳酒」でした。ウェルカムドリンクは、はとむぎの煮汁です。少しとろみがありほんのり甘みとコクがあります。はじめて飲んだという方も多かったと思います。

 

漢方では「肌は内臓の鏡」と考えます。つまり「美肌」とは私たちの体を構成する「気・血・水」という要素が過不足なくあり、バランスよく巡っている状態であることが大切だと知りました。「気・血・水」の状態について自分で肌をチェックするときの具体的なポイントを学んでいきました。

 

CIMG4044今回は薬膳食材のサングリアの素を作ります。まず、さまざまな食材で作った薬膳酒を試飲して、味や香りを知っていただきました。単方酒、複方酒合わせて9種類、器にはアルファベット表記だけで食材は書いていないので、みなさん、なかに何が入っているのかを考えながら味見していただきました。

 

国産レモン酒、夏みかん酒、グーズベリー酒などなど。とくに柑橘系やいちご酒が美味しい!と人気がありましたが、なかにはローズマリーやカルダモンなどのスパイスがお好みという方も。またサングリアには後からキウイやオレンジやバナナなどの果物を入れて味と香りの変化も楽しんでいただきました。

 

CIMG4026CIMG4041CIMG4011

 

 

 

 

 

薬膳酒と本日の食材の役割についての説明の後、いよいよオリジナルサングリアの素作りです。サングリアはスペインの言葉「サングレ=血」から由来しているので今回使う薬膳食材も「血」を補い、巡らす食材を中心に考えたものです。赤ワインにするか白ワインにするかを各々考えて決めていただき食材を計量します。薬膳サングリアの素はおみやげとしてお持ち帰りしていただいてご自宅でお酒につけて完成です。美味しいサングリアを楽しんでいただけましたか?

 

CIMG4018CIMG4034

 

 

 

 

CIMG4006

CIMG3988

 

 

 

 

 

 

 

 

本日の「ちょい薬膳」は黒きくらげやはとむぎの入ったラタトゥイユでした。食感も楽しめてこれからの暑い時期にぴったりです。お好みの薬膳酒を飲みながらの試食でしたから、心なしかいつもより食も進んだように感じました。

 

6月のプチマルシェはおなじみの農家さんから直送の国産の黒きくらげとしいたけ、そして本日の食材にもありました岡山県産のはとむぎ玄麦粒とはとむぎ茶パックでした。

 

みなさんのお肌から、体の状態がどのようなバランスなのかをぜひチェックしてみて体調管理に活かしていただけたら嬉しいです。(スタッフN)

CIMG3992CIMG4064

 

 

 

5月の薬膳茶話「疲れを癒す初夏の食材」

2015.5.19 Tue

CIMG3895GWも終わり、いよいよ夏に向かう季節です。5月の薬膳茶話は「疲れを癒す初夏の食材」がテーマでした。参加者のみなさんも暑くなってきたことを感じながら、いらっしゃったと思います。ウェルカムドリンクとして、清熱を意識した桑の葉を使った薬膳茶でひと息ついていただきました。少し汗もひいたでしょうか。

 

 

 

 

夏に向かって季節が動き出しているこの時期、まずはしっかりとエネルギー補給をする「補気」が大切であるというお話がありました。そしてこの季節に身体にどんなことが起こりやすいのか、どんなふうに気をつければよいか、という説明が陰陽五行説のお話をまじえながらありました。ふだん何となくは感じていることでも、改めて詳しく説明を聞くことで改めて思い当たる節もいろいろとあります。

 

CIMG3897 CIMG3903 CIMG3906

 

陰陽五行説の中でも今回はとくに五臓の「心」と「脾」のはたらきについて詳しくお話があった後、身体を構成する要素である「気・血・水」のバランスを整えるために大切である食材の話に入りました。

 

「本日の食材」の中で、あまり名前を聞いたことのない「竜眼」を味見につまんでみます。見た目はぶどうの実のようでしたが甘くて凝縮された味は濃厚でどちらかといえばりんごのような雰囲気も感じました。初めて食べる味です。そのほかの食材も説明を聞きながら香りを確認したり、おすすめの料理の方法や似た働きをする食材のことをメモしました。

 

 

そして、みなさんでブレンドした薬膳茶は「安神茶」と「補気茶」の2種類です。なつめを切ったりはとむぎを測ったりして作りました。「安神茶」は香りも味も優しい甘みで、「補気茶」はこうばしくすっきりした口あたりで、交互に美味しくいただきました。今回のおみやげは「はすの実」「なつめ」「竜眼」でしたが、ご自宅でも使っていただけたでしょうか。

 

初夏の時期の食材のお話を聞いて、「ちょい薬膳」は参鶏湯風スープです。たくさんの食材の味がスープにたっぷりしみ出ていて、意外とさっぱりした印象ながらも食べごたえがありました。なんだか力が出てきそうです。

 

5月の香りはローズマリー、ペパーミント、フランキンセンスです。深い呼吸をして心を落ち着かせることを意識しました。シソ科のローズマリーとペパーミントはスッとして脳や神経を刺激して集中力を高めます。フランキンセンスはストレスや緊張を和らげます。

プチマルシェは商品入れ替えのためにちょっぴりお買い得価格で「食彩工房たくみ」の濃厚ジュースと長崎県産原木しいたけと静岡県産乾燥キクラゲでした。

 

次回6月ワークショップは7(日)、8(月)「薬膳酒話」です。薬膳食材を使ったサングリアを予定しています。ぜひいらしてください!(スタッフN)

CIMG3908CIMG3912CIMG3893

 

4月の薬膳菜話「春の野草と野菜」

2015.4.15 Wed

CIMG3770IMGP1146桜があっという間に咲き散り、アトリエワークショップも新年度です。4月は薬膳菜話「春の野草と野菜」ということで、熊本県の清和高原から野草と野菜がたくさんやってきました。さまざまな種類の緑色が鮮やかです。

 

初日は穏やかな陽射しの日曜日、翌日は春が入口で後ずさりしてしまったような寒さで、季節の変わり目を実感するワークショップとなりました。ウェルカムドリンクは、ローズや梅、桜、よもぎなど華やかな薬膳茶に、いい日和の初日は、菊花やクコ、緑茶などの薬膳茶で清熱、肌寒い2日目は、紅茶になつめ、陳皮などの温め薬膳茶をご用意しました。

 

はじめに薬膳の基本的な考え方である「五味」から、春の野菜や野草の特長と役割についてお話がありました。そして、「陰陽五行」に基づいた、春の心と体の状態について、より詳しい内容を学びました。春は「肝」が活発に働くことで、「心」や「脾」に影響がでることがあること。その具体的な不調の内容を学び、暮らしを工夫することなどの説明がありました。寒暖の差が激しくて身体のバランスを崩しがちなこの時期が少しでも過ごしやすくなるとうれしいですね。

 

 

CIMG3771CIMG3779CIMG3791CIMG3797

CIMG3816 

 

 

 

 おすすめの食材の詳しい説明のあと、みなさんで薬膳ドレッシングを作りました。あまりなじみのない「さんざし粉」は、試しになめていただきました。微妙な表情の面々。そのままではあまり美味しいというものではなかったようですね、笑。早速、すり鉢で白ごまやよもぎ粉などをすり、さんざし粉、味噌、ヨーグルトなどを加えていきました。でき上がりをなめてみると「美味しいです!」と笑顔です。白ごまのいい香りが食欲をそそります。

 

テーブルには、せり、タンポポ、クレソン、のびる、ユキノシタ、かんぞう、あさつき、たらのめ、ラディッシュ、ベビーリーフなどが並びます。味見をすると、寒暖の差がある水のきれいなところで育った清和の野草は味も食感もひきしまっていて力強いという印象です。今回は、薬膳煮豚と旬のひじきを加えて、ライスペーパーで春の生春巻きをそれぞれご自身で巻いていきます。みなさんお好きな具材と作りたてのドレッシングを手巻きしていただきました。ブーケのように彩りも美しいもの、たくさん入ってパンパンのもの、食感を考えて工夫したもの、個性あふれる生春巻き。不思議なことにいざ巻いてしまうと野草たちの苦みや辛みなどの強い個性よりも、素材のまとまったチームワークのよさが活きてとても食べやすく、ドレッシングともよく合い、美味しく楽しく、そして、たくさん食べました。さくさくぱりぱりとさわやかないい音が響きました。

 

 CIMG3821IMGP1158IMGP1154

 

 

 

 

 

 

 

4月の香りはカモミール・ローマン、レモン、シダーウッドです。思考をすっきりさせ心を穏やかに整えて呼吸や消化吸収を促すことを意識したブレンドです。カモミールは民間療法にも利用されてきた植物で、アレルギー症状の緩和にも用いられています。プチマルシェは熊本の清和高原から元気いっぱいな野草、野菜と、「食彩工房たくみ」の濃厚ジュースと長崎県産原木しいたけと静岡県産乾燥キクラゲでした。

次回5月ワークショップは10日(日)、11日(月)「薬膳茶話」です。連休明けの予定にぜひ加えていただければと思います。お待ちしております!

(スタッフN)

CIMG3800CIMG3803IMG_2694IMGP1152IMGP1163