8月の薬膳食話「胃腸を元気に薬膳夏ごはん」

8月の薬膳食話「胃腸を元気に薬膳夏ごはん」

2015.8.18 Tue

 

CIMG4222CIMG4221暑い毎日が続く8月のワークショップは「胃腸を元気に薬膳夏ごはん」というテーマで薬膳食話でした。薬膳食話はお食事をしながら学ぶ回です。ウェルカムドリンクはゴーヤー入緑茶。生のゴーヤーの輪切りしたものから種をのぞいてティーポットに入れています。体にこもった熱をとってもらう清熱を考えたお茶です。

 

漢方の考え方に基づいて、体質や症状、体調、季節などに合わせてレシピを作るオーダーメイドの食事のことを「弁証施膳(べんしょうしぜん)」と言い、薬膳の基本的な考え方です。

 

心と体と向き合ってバランスを考え、その季節に合う旬の食材を意識して取り入れていくことが大切です。夏野菜はとくに水分補給と水の巡りをよくしますのでこの日のメニューにも豊富に入りました。

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【ウエルカムドリンク】

  • 浜香茶
  • ゴーヤー茶

 

【薬膳酒】

  • カルダモン、レモン、クコの複方酒
  • 紅花酒
  • いちじくの葉酒

 

【お食事】

  • 枝豆のういきょう茹で
  • モロヘイヤとかぼちゃのスープ
  • 夏野菜のカポナータ
  • モロヘイヤとかぼちゃのスープ
  • 鶏レバーのスパイス炒め
  • きゅうりの水餃子
  • 白きくらげとニンジンの梅ゼリー

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薬膳の基本である「五味」
は、その味にはそれぞれ心と体に働きかける作用があるという考えです。そして「五蔵」は体の機能を5つにわけることで系統的にとらえ、どのような部分と関わるかというお話もしました。

食材の特性を知ることは、実際の食事を考えるときの手がかりになり役立ちます。その性質や効能をいかす食養生や薬膳のきほん「弁証施膳」などと、食事について考えるポイントをお話して、最後に夏の食養生についての説明をしました。暑い日が続いていますので参考にしていただけると嬉しいです。

 

8月のプチマルシェには黒キクラゲやしいたけ、はと麦茶とはと麦玄麦粒といういつもの商品と、畑から直送の野菜たちでした。今月の香りはフランキンセンス、ユーカリ、ジンジャーのブレンドです。お食事の妨げにならないよう、鼻や喉をすっきりさせて免疫力を高めたり、消化を促進させたりすることを意識しています。

 

この日のおみやげは、アトリエオリジナルのブレンド薬膳茶でした。少し酸味のきいたさっぱりとしたお茶を楽しんでいただけましたでしょうか。

(スタッフN)

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