「手前味噌自慢大会2020online」レポ

「手前味噌自慢大会2020online」レポ

2020.8.15 Sat

今年もやっぱり開催しよう!そう思ったのは開催の3週間ほど前でしたが、ご賛同いただければと思いお声がけしました。アトリエの生徒さんや仲間には幅広い世代がおられ、また地方と都市を結ぶきっかけを提供したいと、常思っている私にとって、果たしてオンラインでできるかしら、そして、この流通が進んでいる今なら可能かも、と思い巡らせつつ、楽しくやれる範囲でとにかくやってみようの精神です。(笑)アトリエ主催の「花と薬膳12ヵ月」で、70代の母がLINEのグループビデオ通話で楽しくオンラインレッスンが受けられていることが大きく、多少ドタバタしても、そこはフォローし合いつつの会にとのんびり構えることにしています。

毎年手前味噌仕込みのワークショップをお願いしている、現在福島在住の大原陽子さん(旧姓樋口さん)。実はフレンチのシェフさんなのです。地元の食材で、軽くお酒のあてにもなるつまみ系2人分。薬膳の意味合いを込めて、①リラックス・気を補うもの②酸味と甘みを使ったもの③温かいもの(温められるもの)とリクエストしました。通年は、アトリエ開催のためまとめて人数分アトリエに送られてきますが、今回は各ご自宅へのお届けになります。送料を考えて、また1人分+土地のものというオプションにも答えていただきました。

 

 

当日午前着、きちんとパッケージされたお料理と地元野菜が届きました。お皿に盛り付けて準備。それぞれが用意する自慢の手前味噌。各自飲みたいお飲み物を注いで、笑顔で乾杯です。今年の味噌の出来栄え、近況など、1時間半の楽しい自慢大会となりました。私は、浴衣に着替えて和室で女将風で、やはり京都の友人の酒「向井酒造・益荒猛男」をいただきました。久しぶりに再会できた笑顔にほっとゆるむひとときです。

 

体質や体調、季節、年齢男女など、個を大切にして命を養うことを大事とする薬膳。このコロナ禍では、ワークショップなどを開くことはなかなか難しいと考えています。でも、食を共にすることで、おいしさを分かち合い、喜びや前向きな気持ちを手に入れることも、食の大切なポイントだと思うのです。健やかな暮らしに、食を共にする喜びは欠かせません。オンラインでもそれが叶うなら、また開催したいです。ご賛同いただいたみなさん、ありがとうございました。(伊嶋まどか)

開催日:8/10(月・祝)開催しました