9月の薬膳茶話「初秋のお手当て」は、いちじくを育てられている「成田ガイヤ」の服部さんをゲストにお迎えして、7名の方に参加していただきました。ウェルカム茶には、いちじくの葉となつめなどを使った薬膳茶を選びました。
まずは、秋の体と心の状態を漢方の考えをもとに簡単にご説明しました。今回も五行色体表を使ってお話ししましたが、季節が動いていることを感じますね。五臓も「肺」、五悪の「燥」となり、喉や鼻などの呼吸器系のトラブル、肌や腸の乾燥に気をつけることが大切です。乾燥から身を守るためにおすすめの食材についてお話をした後、今回のテーマ食材を使って、さっそく薬膳茶づくりです。
はとむぎ、はすの実、梨、かりん、白きくらげ、白ごまなど、体を潤す食材を組み合わせながら、ふたり一組でオリジナルのお茶をつくります。身近にある食材の効果効能を意識して組み合わせ、味見をしてお好みのお茶をいれてみる体験です。簡単でなにげないことですが、いざ自分でやってみようと思ってもなかなかその機会がない方も多く、また、ほかの参加者のつくったお茶と飲み比べたりすることで、より多くの食材を試してみるきっかけになりますね。
お茶の後は、今回のテーマのひとつ、お手当てとして、はとむぎ粉でのハンドケアの体験です。香りを選んで、はとむぎ粉に精製水とはちみつを加えてよく練ります。かためにすれば、パックもでき、ゆるゆるにすればスクラブとしても使えます。はとむぎ粉は岡山産のものを使用しました。
お部屋にアロマのいい香り。そして、はとむぎ粉でしっとりとした肌の感触をみなさんとても楽しそうに体験されていました。香りも漢方、医香同源です。実は、お部屋や玄関、トイレにも今回のテーマにちなんだアロマ(ローズ、ラベンダーなどのオリジナルブレンド)がたかれていましたが、お気づきになりましたか?
さて、いよいよ、いちじくのお話です。ちょい薬膳「はとむぎと白きくらげの豆乳クラムチャウダー」、バケットといちじくジャム、いちじくチャツネをいただきながら、服部さんのお話です。みなさん、熱心に耳を傾けられていました。完熟のいちじくの試食もしていただき、最後はいちじく即売会となりました(笑)
今回は盛りだくさんの内容で、薬膳のお話は少しになってしまいましたが、参加したみなさんは、いちじくを頬張り、たくさんのお土産を手に幸せそうにお帰りになったように見えました。またまた、食材の力を感じた薬膳茶話でした。
お土産の薬膳小袋、また、いちじくを使って、心も体も潤う暮し、実践していただければと思います。
次回は、10月5日(日)「薬膳菜話」、野菜の回です。またのご参加お待ちしております。
伊嶋まどか
はとむぎ(国定農産)
http://hatomugi.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=817573&csid=0
成田ガイヤ
http://fm.wefarm.jp/farmer/naritagaia.html
10月25日(土)いちじく狩りツアー@アトリエハル:G
https://halu-g.jp/?post_type=news&p=765