思いのほか、暖かい11月のワークショップとなりました。今回は冬に備えての冷えとり、血行促進の「薬膳茶話」です。テーマに即した漢方薬から一般的な食材に置き換えた薬膳茶を3種類ご紹介しました。
A:「足腰が冷える、冷えや倦怠感がある、老化が気になる」
B:「手足の先が冷える、しびれやつれがある、生理不順」
C:「冷えのぼせがある、しみやあざができやすい、肩のこり」
冷えは、血行不良を引き起こすだけでなく、むくみ、痛み、肌あれ、老化など、さまざまな不調の原因ともなります。食材の組み合わせを覚えて、お茶としてだけでなく、スープにしたり、煮物に加えたりと工夫していただけるとうれしいです。
黒い食材は「腎」の働きを助けること。体を温める食材はスパイスだけでなく、野菜や肉、木の実など多種あること。また、血の巡りをよくする食材についてなど、この時期に取り入れるとよい食材の説明をさせていただき、冬の寒さに備える心と体づくりについてお話ししました。
また、漢方の養生には、体を動かすことやツボ押しも含まれます。血の巡りをよくするツボをご紹介し、軽いストレッチをしながら、セルフマッサージしていただきました。電車の中やデスクの前でもできるので、ぜひ日々の暮らしに活用していただければと思います。
そして、本日のちょい薬膳。 スパイスを使った里芋の煮物と、金時豆や大豆、落花生を使った豆の煮込み。本日紹介した食材を使った簡単な冷えとりレシピです。お土産の食材小袋と合わせて、ぜひ実践してみてください。
プチマルシェは、私がこの秋旅した、スリランカの紅茶やスパイス、京丹波の小豆や金時豆、丹波黒豆茶、愛知の畑で収穫してきた里芋とキウイフルーツ、静岡の干し椎茸と黒きくらげ、です。こちらの食材を使って、ちょい薬膳も作ってみました。
そして、念願の集合写真!!
なかなか撮るチャンスが作れませんでしたが、やっと撮影できました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
次回、今年最後のアトリエワークショップは12月14日(日)14時〜と15日(月)11時〜の2回、「薬膳酒話」です。おいしいお酒と肴を作ってお待ちしております!
伊嶋まどか