オリーブオイルセミナー参加レポ

オリーブオイルセミナー参加レポ

2014.12.3 Wed

IMGP0711いよいよ師走とばかりに、冷たい雨が降る12月1日、外苑前のイタリアンレストランDomenica d’Oroで行われた『オリーブオイルセミナー』に参加しました。会場のレストランは20名近いみなさんで熱気ムンムンです。すでに、テーブルには、5種類のオイルが用意されていました。

講師は、ONAOO認定オリーブオイルテイスターの森山陽子さんです。森山さんは、東京や神奈川のカルチャーセンターでもオリーブオイルのセミナーを開催されています。9月のアトリエハル:Gのワークショップ『薬膳茶話』に参加いただいたご縁で、今回はじめてセミナーに伺いました。

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まずは、オリーブオイルのテイスティングです。オイルは28度ぐらいで香り成分が揮発するとのこと。それぞれ小さなカップを手で温めて、香りや味を感じていきます。香りはフルティーかどうか、緑っぽい香りか熟した香りか。酸化臭や油かすなどネガティブな香りではないか、森山さんの説明を聞きながらクンクン。

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さらに、少量を口に含み、口や舌全体で味わいます。味は、緑っぽいか、熟しているか、苦味や辛味はどうか。重さを感じたり、丸みがあったり。「ハーブの香り」「アーモンドの白いところのような味」「青いトマトの味」など、具体的なイメージを森山さんやすでに何度かテイスティングを経験されている方たちから表現されます。やはりテイスティング。オリーブオイルもワインのように、さまざまな言葉で表すかと勉強になりました。

5種類のオイルは、収穫年、産地、品種、農園などが違うため、香りや味が異なります。料理や相性のよい食材も紹介していただき、せっせとメモを取りつつ、お話を伺います。その違いは、オイルだけを口に含んだテイスティングから、実際にパンやお料理と一緒にいただくことで、鮮明になりました。

 

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本日テイスティングしたオイルを使ったDomenica d’Oroのランチタイム。お料理にオイルをちょいがけしてみると、オイルだけでは感じられなかった味の広がりや深みなど個性を感じるもの、逆に辛味や苦味が強かったオイルがマイルドになり、他の食材のうま味を引き出す役割になるものなど、とても興味深いランチでした。スプマンテやワインもご用意いただき、すっかり楽しみました。とてもおいしかったです。

 

お食事をいただきながら、オリーブの収穫や新油の時期に合わせて10月、11月とイタリアを旅されていた森山さんのお話を伺いました。今年は、例年よりも天候が不順で、オリーブオイルにもその影響が出ているとのこと。イタリアって南北に長く、気候差も大きいことを改めて感じました。

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イタリアの食については、以前からとても興味があったので、これをきっかけにオリーブオイルやその他の食材についても学びたい(食べたい?)と思いました。シチリアなどの農園をいつか旅してみたいです。

Olivina 森山陽子さん

Domenica d’Oro

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