冬は、漢方の五臓「腎」を補う黒い食材を取り入れるとよいと言われています。「腎」の働きを養うことで、加齢による不調を和らげるアンチエイジング効果があると考えられています。ひじきは2月〜5月ごろまでが旬です。鉄分、カルシウム、食物繊維が豊富なひじきは、薬膳では肌や髪の乾燥を防ぎ、貧血を予防する「血」を補う食材です。寒涼の性質がありますが、温めの性質がある生姜と合わせることで、バランスを取りましょう。元気を補うしめじ、腸を潤すオリーブオイルを加えて、活力と潤いを取り入れましょう。
ひじきと生姜の炊き込みごはん
材料(4人分)
ひじき(生・蒸し)・・・・・1パック
生姜・・・・・1/2パック
しめじ・・・・・1/2パック
米(といだもの)・・・・・2合
水・・・・・米に合わせた水加減
(白米、胚芽米、玄米などで要加減)
A
塩・・・・・小さじ2
オリーブオイル・・・・・大さじ1
作り方
- ひじきは熱湯で湯通ししておく。生姜は千切り、しめじは手で細くほぐしておく。
- 1と米、水を鍋に入れ、Aを加えて炊く。
- お好みで三つ葉やセリ、イタリアンパセリなど青物を散らしてもよい。
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大寒を過ぎ、季節は春に向かって動いているとは言え、まだまだ寒い日が続きます。風邪が長引いて食欲がない、喉の痛みや空咳が続くときは、少し甘味のあるお粥をどうぞ。高麗人参はスライスした乾燥ものを使っていますが、ないときは「やまいも」をさいの目に切ってクコの実を入れるタイミングで加えましょう。喉を潤し、胃腸を温めて元気を補いましょう。
ゆりねと高麗人参のお粥
材料(4人分)
A
ゆりね(乾燥)・・・・・大さじ1
高麗人参(乾燥スライス)・・・・・8枚
米(といだもの)・・・・・1合
水・・・・・カップ5〜10
(白米、胚芽米、玄米などで要加減)
B
乾燥みかんの皮(陳皮)・・・・・大さじ1
クコの実・・・大さじ1
はちみつ・・・・・大さじ2
塩・・・・・少々
作り方
- 土鍋に、Aを加えて沸騰するまでは強火、沸騰後は弱火でゆっくりと炊く。
- 途中、木べらなどで静かに混ぜ合わせ、水分が半分ぐらいになったら、Bを加える。
- 30〜40分ぐらいで、少しゆるいお粥になったら、火を消し、お好みで塩を加えて蒸らす。
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