「有機野菜といちじく狩り」「手前味噌の米と大豆」の畑を訪ねてレポ

「有機野菜といちじく狩り」「手前味噌の米と大豆」の畑を訪ねてレポ

2017.6.20 Tue

 10/1(日)の「有機野菜といちじく狩り、お昼ごはん」ツアー。大人の遠足をコンセプトに、今年で4回目(初年度台風の影響で中止)の開催を予定しています。私たちが訪れるのは、収穫最盛期の秋。まさにベストシーズンです。元気に育った大地の恵みを仲間とともに味わい楽しむ時間はかけがえのないもの。そのお祭りを支えてくれているのは、農家さんたちの日々。野菜や果樹の成長を見守り、天候不順、害虫・雑草対策などなどさまざまなことに取り組んでいます。農家さんと繋がるツアーをするなら、いい時も悪い時も応援したい。収穫時だけでなく、できれば一緒に作業もしたい。常から思っていることですが、なかなか畑にお邪魔することもできないままでした。今回、匝瑳市の服部さんのいちじく畑、山武市の完一さんの有機野菜畑、そして、同じく山武市のミノワライスフィールドさんの合鴨農法の田んぼを訪ねることができました。ミノワライスフィールドさんは、手前味噌ワークショップで大豆や米麹を提供してくださっている農家さんです。

あいにくの天候で、見ただけ、でしたが、それぞれの愛情を受けた田畑はとても清々しいものでした。今年は梅雨に入っても雨が少ないようですが、順調に育って農家さんたちの努力が報われ、ツアーやワークショップも開催できるとよいなと願うばかりです。作業を手伝うどころか、お邪魔しただけになってしまいましたが、今後の展開も含めて、またゆるっとお訪ねしたいと思っています。


服部さんのいちじく畑。小さな実を付けはじめた。まずはホッとした、と服部さん。

天敵カミキリムシ。幹の中に入り、樹を弱らせる。

カミキリムシが幹の中を侵入すると木屑が。弱った樹は挿木の苗と植え替えることも。

まだ背丈も低い。梅雨と夏を越え大きく育つ。ともに、雑草退治も必要。

完一さんのビニールハウスのいちじく。香りが強い。

なぜかこの樹だけ実がたくさんついた。収穫まで2カ月。お盆明けかな。

ジャングルのようなハウスで、インゲンとトマトを採ってくれた。そのままモシャモシャ旨い。

素敵なデッキ登場。7/8には泥まみれ畑音楽フェスが開催されるとのこと。

キャンプ場「有野実苑」の農家レストランでランチ。

完一野菜をはじめ、地元の食材がふんだんに使われている。

目にも舌にも美しい。ドライバーであったことが悔やまれる…

デザートも土地の果物で。愛情が感じられるお料理。ごちそうさまでした!

ミノワライスフィールドさんの合鴨農法の田んぼ。

毎年春に鴨主を募集。収穫が終わる年末前に、米と鴨肉が送られてくる。

ミノワライスフィールドさんが主宰している山武田んぼアート。まもなく見頃を迎えるそう。

逃げ出さないのか心配になるほど自由。田んぼを泳ぎ回り、ちゃんと休憩もとる鴨たち。

雨の畑田んぼ巡りでしたが、緑が美しく、また雨音さえも癒しでした。今回はじめて訪れたキャンプ場「有野実苑」さんをはじめ、作り込み過ぎていない遊び場がたくさんあるのが魅力です。自然の中にただいるだけで、感じ取れることがたくさんあります。秋のツアーは収穫体験ですが、収穫とはまた違う、自然と遊ぶ大人の遠足ができたらいいなーと思いました。(伊嶋まどか)